受験へ向けて大切なこと

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・目標を立てる

 とにかく無計画に勉強をするのはやめた方がいい。

1日の目標、1週間の目標、1ヶ月の目標を立てる。

このうち、1ヶ月の目標(自分が何をできるようになればいいのか)を最重要目標とおく。

それから逆算して1週間の目標を考える。

例えば、英語で〇〇点取ることを達成するためには、まずこの1週間でここまで終わらせないとまずいな、というのを決める。

今週1週間分だけでも良い。(1ヶ月目標が決まっていれば、あとは微調整していけばいいので。)

さらに、1週間目標から逆算して、今日やる1日目標を立てる。

 

 目標を立てて、それを調整しながら実行するという過程を覚えると、受験生じゃない人でも受験に向かうという感覚が得られる。

 受験というのは、合格という一番大きな目標があって、でもそれと自分は遠いところにいる。その間のルートを見つけていかなければならない。1歩ずつ前には進まないといけないので、合格という大きな目標から今日やることという小さな目標まで、だんだんと具体化させていって、逆算で今日やることを求める過程が受験勉強。なので、そういうものを練習するためにも、夏休みの間は勉強週間や予定を立てる習慣を練習するのにすごく良いと思うので、まずは予定をきっちり立てすぎない(修正しながらやっていく)ことが大事。

 

・計画を立てるときの注意点

 夏休みに入るときは気が大きくなりがち。(40日もある、時間もある、部活も終わった、これだけやれるぞなどなど)

なので、目標に対してやることが多過ぎる子どもが多い。

大きな目標を立ててしまうと、最後にやる気がなくなる。

途中で「あ、これ無理だ」と気づく。

 友達と目標を見せ合う、身近な大人に聞くなど、見せられる人がいるなら見せた方がいい。そこで否定されたら、否定を真っすぐ受け入れるのではなく、その人の意見は意見だと考えて、自分の考えと比較して「じゃあ間を取ろうか」とか「俺はできる」「他人のに寄せた方がいいな」とか、そのバランスは取ったほうがいい。

 

・やる気の出し方

 「ゲームは楽しい」とか、そういう性格の部分は今まで何年も積み上げてきたものだから変えられない。

なので、周り(環境)から変えていく。

 例えば、ゲーセンが好きな人はゲーセンの無いルートで帰宅する。ちょっと遠回りだけど、ゲーセンがなくて自習室に直接行けるルートで帰る。(通ったら絶対に行きたくなるため。)

身の回りに欲の出るもの(漫画とか)を置かない。

 環境を変えることができると、「自分が受験生だ」という自覚が芽生えてくる。自分が受験をするために生きている、受験をする職業なんだと思ったときに、「何があっても俺は受験しかやることはないな」と思えるようになる。2月にゴールがあって、そこが生きる上での目標なのに、前に進まないのはもったいないなと思えるようになる。

 意識が高いうちに、もう戻れないように外堀を埋めることが大事。(漫画・ゲームは全て売ってしまうとか)

 

 

・暗記するうえで大事なこと

 理解したうえで、暗記すること。忘れているか覚えているかギリギリのラインでもう一度復習すること。例えば、英単語帳なら2000単語全て覚えてからもう1周するのではなく、20語~30語で1度区切ってから反復練習する。完璧になってから、次の新しい20語~30語にいく。

 数学だったら一度問題を見て、解法覚えて、帰り道でその問題を見て解かずに、「どんな感じの解法だっけ」と思い浮かべて答え確認。翌日学校へ行くときに、同じ問題を見て「頭の中でこんな感じで解いてたな」と思い出す。

 復習の回数と密度を上げていくことを重視する。

一回で覚えられる能力は、人間によってそこまで差があるものではない。繰り返しの密度の問題。

 

・嫌いな科目はどうするか

 嫌いでもいいや、と思ってしまう。「嫌い」と「苦手」は違う。受験のときに嫌いでもいいけど、苦手はまずい。しょうがないからやる。好きになる必要はない。「受験生ならやる!」という気概が大事。

 嫌々でもやることに意味があるし、やっていると「こいつ嫌いだけどこういう良いところがあるな」みたいなものも見えてくる。結局すべて勉強ではあるので、どこかでは自分の好きな科目とつながっているし、逆に言えば好きな科目のやり方を苦手な科目に応用することもできる。意識的に摂取しないといけないので、自分をごまかしごまかしやる。

数学をやるときだけ自分の好きなグミを食べるとか。

 自分の気持ちをごまかして「嫌いなのはしょうがないよね」って感じで。